ディメンション シュールな奴らでナルシスト(エピソード2)

シュールな奴らでナルシスト

シュールな奴らでナルシスト(エピソード2) 前編

前編のあらすじ

関東大震災発生。地震の猛挙、荒れ狂う大地、各地で火災が発生、倒壊する建物、折り重なる悲鳴、怒号、半鐘のけたたましい音。正に地獄の様相を呈していた。

震災発生時刻(大正12年9月1日(1923年))の日の朝、桜田貞子は朝早く起きて父親と朝食をともにしていた。今日は土曜日、関東の女学校対抗の薙刀大会の日であった。話題は強敵の旭丘女学院との戦い方についてであった。貞子は多少興奮しつつも父、桜田慎之介と和気あいあいの会話を交わしていた。

意気揚々と話す貞子であったが、それに対して慎之介は何故か気が重そうに返答する。いぶかしがる貞子。「貞子、今日は大会を欠席することは出来ないのか?」「何を言っているのお父様!今日のために、いままで血のにじむような練習を繰り返してきたのよ。」貞子の勢いに押され、慎之介は貞子を送る。

自転車に乗り元気よく登校する貞子。

慎之介は、部屋に戻るとすかさず壁の裏から時空通信用デバイス GP188 を取り出して、神崎拓哉に通信する。「震災は今日の午前11時58分だ。貞子を頼む。」 「了解した。お前はどうする?」「どうやらカイロクロノが私の居場所を突き止めたようだ。12人衆と一戦を交えなければならなくなる。命の保証はない。その時はその時だ。」「あんたも因縁に付きまとわれているな。」

慎之介は交信を終えると日本刀ミライを取り出し一戦を交える準備をする。

「この太刀を再びつかうことになるとは、刻に逆らっても、運命には逆らえぬということか。」

同時刻、時空アウトするメドゥーサ。「ふ、ただ古臭いと思っていたがなかなかいい街じゃないか。でも、それもあと数時間、大震災で木っ端微塵。さぁて、ブレイブ・オブ・シンクウを狩るとするか。」

メドゥーサはシンクウの居場所を時空サーチデバイスで見つけ出す。

静かに正座して待ってたシンクウ。そこに現れるメドゥーサ。

「久しぶりだな、シンクウ」「おまえもな。」

二人は対峙して戦闘が始まる。ミライとストリングスが交錯し、激しい戦いの幕が切って落とされた。

シュールな奴らでナルシスト(エピソード2) 中編

中編のあらすじ

東京の武道場:帝都武徳館、貞子の高校フェリシア女学院の選手団は順当に勝ち進んでいた。

しかし強敵の旭丘女学院の相手にしたときに、後輩たちはたちまちに敗戦していった。そして、主将、貞子の出番。貞子は次々と相手をなぎ倒し、ついには主将同士の戦いとなった。

激戦が繰り広げられる。

その時刻11時45分、神崎とアシナは貞子を試合の途中、道場の真ん中に現れ試合をストップさせた。

そして、場内に向かって叫ぶ「後、13分で大地震が起こることを。」アシナは貞子の抵抗をかわし、麻酔薬により失神させ神崎とともに道場をあとにし、シンクウのところへと急ぐ。

同時刻、シンクウとメドゥーサとの激しい一騎打ちが繰り広げられていた。

それを陰から監視するグリース。

闘いは一瞬の隙を突く鋭い剣劇とストリングスの闘いであった。

シンクウのヒートソードがメドゥーサの胸を突くと思われた瞬間、グリースが閃光弾を放ち、間一髪、メドゥーサがシンクウの胸元を切り裂く。うめき声をあげ、どさりと倒れるシンクウ。

「誰が助けてくれといった。」グリースに詰め寄るメドゥーサ。「いや、じゃなきゃ殺れてたよメドゥーサ君。」にべもなく、さらりと返すグリース。「私は監視官であるとともに、補佐官でもある。見方がやられそうになったら助けるのが役目だろぅ、フ、フ、フ。じゃぁねぇ~。 」時空ジャンプするグリース。

「くそぉ、余計なことを・・・」毒づくメドゥーサ。丁度、そこへ時空アウトする神崎達。

「シンクウ!」走り寄る神崎とアシナ。「大丈夫か?!」 「貞子は?!貞子を救出してくれたか?!」

「確かに確保した。」応える神崎。

「頼みがある。貞子を未来へ、未来へ連れて行って震災から護って欲しい。」虫の息のシンクウ。

「あんたら、シンクウに頼まれた輩か?バウンティ・ハンター?アシナじゃないか。あんたも12人衆を裏切ったみたいだな。」「うっさいわね!!」「ここで、あんたの首も刎ねてやりたいところだが時間がない。」「待ちなさい!!!」そのとき、後ろから怒号が響いた。貞子であった。貞子は父を見て駆け寄り、その状況を把握すると、メドゥーサに言い放った。「父の仇を討たせてもらう!いやぁ!!!」薙刀を振りかざしてメドゥーサを討とうと駆ける貞子。震災発生まで後3分であった。

シュールな奴らでナルシスト(エピソード2) 後編

後編のあらすじ

カーブラックホールアウトするグリースの機体。 「カイロクロノ宮殿。とうとう完成したな。しかし、これを活用するのは果たして12人衆かな・・フフフ・・。」宮殿に着陸するグリース機。

宮殿の長、クトゥル・ナイアルラの控えの間に入っていくグリース、荘厳な空間から声が聞こえる「どうだ監視の結果は。」深く、恐ろしい声が聞こえる。 「は、クトゥル・ナイアルラ様。この3年間の監査結果ですが・・・彼らはカイロクロノによる時空サンクチュアリ創成には何も寄与しておりません。」

「そうか、やはり見せしめとして十字架にかける必要があるか。」 「はい、12人衆は不要です。新しい組織の管理者が必要かと。」 「わかった・・・。 」クトゥルに進言するグリース。

グリースがクトゥルの間からでてくるところシャドウ・オブ・柳生とすれ違う。

「最近、随分クトゥル様に謁見しているな。」 「さ、どうかな。気のせいでしょ。」 「お前がクトゥル様に

どう進言しようが、今の強固な組織体制は変えられない。」 「ふふ、どうなんだろうね。その監視対象は私の管轄外だ。ま、宮殿も完成していいことじゃないか。これからも頑張ってサンクチュアリ創成してくれね。フフフ・・・ 」

「うぬめ!許さない!!!」薙刀で激しい闘いをメドゥーサと繰り広げる貞子。

11時55分。関東大震災発生まで後3分。 「このままではまずい!」神崎は小型バズーカで電柱を爆破2人の壁を作ろうとする。 「アシナ!電磁鞭で貞子を確保しろ!!」 「分かった!!」アシナは貞子を確保しようとするが、 貞子の運動神経が良く、 うまくいかない。 貞子はメドゥーサとの闘いを繰り広げる。

「まずい、あと1分。タイムマシンを呼ばなければ。」メドゥーサも焦る。

それでも食い下がる貞子。

11時58分、審判の時がやってきた!激しい轟音とともに揺れだす大地。

貞子の上から瓦が降り注ぎ大けがを負ってしまう。

その隙にタイムマシンで脱出するメドゥーサ。

神崎とアシナは貞子を助け上げ、タイムマシンの応急用冷却カプセルに入れる。神崎はシンクウと最期の別れの話をして、貞子を未来で守ることを約束する。

荒れ狂う大地、関東大震災の猛威を眼下にしながら神崎たちも時空ジャンプする。

刻は2126年11月。貞子は時空警察病院のベッドで座っていた。

「よ、元気になってきたか。」 「まだ、ゆっくり養生してね。」神崎とアシナ。

「ここがどのような場所かはまだ理解できないけど・・・後の世だってことは分かる。でも、ひとつだけ確信がもてることがある。父を大切な父、私の唯一の身寄りを殺した人間もこの時代にいるってことを・・・」

「まぁ、それは確かなことだが・・まずは、身体を治さないとな。」

「神崎さん、何でもいいからあの女の情報をください。絶対に許さない、父の仇、息の根を止めるまで地獄の先まで追い詰めてやる。」

「ふぅ・・・分かった、分かった・・・。アシナ、情報集めだ、行こう!」 「え、あ。了解」

病院を後にし、どうしたものかと腐心する二人。

「なぁ、アシナ、どう思う。」 「どうって?」 「貞子のこと、この先どう保護していくのか。」 「それは・・わからない・・とりあえずは、介護・教育施設に預けるしかないんじゃないかしら。マリーにも相談してみましょうよ。」 「そうだな・・・。」

カイロクロノ宮殿。

「シャドウ・オブ・柳生よ、1週間後、カイロクロノ宮殿の大広間にハッカー全員を招集せよ。」

「は、クトゥル様、ご用件はどのような。」

「ふふふ・・・いい見世物を皆の者に披露しようかと思っておる。 」

「は!」

「ハハハハ・・・・・・!」

ドアが閉まる。

出演声優/各人の感想

山神敏史

神崎拓哉役の山神敏史です。
「ウブな奴ら」に続くディメンションシリーズepisode2「シュールな奴らでナルシスト」ついに開幕です。
今回は大正という良き時代に桜田貞子を救いに神崎は相棒アシナと赴きます。
ディメンションに登場する「奴ら」は各時空ごとに存在していて、とにかく一筋縄にはいかない人間ばかり。
シリーズはさらにスケールアップしていくんですが、神崎が大切に想う仲間とどう生きていくのか是非楽しんでください。

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水崎汐美

アシナを演じさせていただきました、水崎汐美です。
今回は今までと雰囲気がガラッと変わり、新鮮で楽しい収録となりました。
新たに魅力的なキャラもどんどん出てきておりますので、過去現代未来の繋がりを楽しんでいただけたらと思います!
ディメンションシリーズ、まだまだ続いていくと思います。
沢山の方に聴いていただけましたら幸いです!

近藤真衣

桜田貞子を演じさせて頂きました近藤真衣です。

お話を頂いた時はまた桜田さんとして作品に関わらせて頂きとても嬉しかったです。
そして本作は桜田さんの過去のお話という事で、学生時代の桜田さんを演じさせて頂きました!!
ぜひ聞いていただけると嬉しいです

小場玲奈

グリース・オブ・モニターを演じさせていただきました、小場玲奈です。
長く続いているこちらのシリーズに初めて参加させていただき、嬉しく思います。
グリースのような悪役を演じるのは初めてで、楽しさと緊張を感じながら収録させていただきました。
完成した作品には、収録の時には無かった効果音等が加えられ、臨場感が増していて感動しました!
是非いろんな方に聴いていただきたいです。

今後、貞子や神崎たちがどうなっていくのか、そしてカイロクロノやグリースは何をするつもりなのか…展開が楽しみです!

小川隼

桜田慎之助役を担当させて頂きました。かっこいいですよ彼。
かっこいいキャラを演じると身が引き締まります。
娘の貞子もかわいいし、癒されますね。自慢の娘です。桜田親子の運命、どうぞご堪能下さい。

稲村恵太郎

シャドウ・オブ・柳生 役を演じました稲村恵太郎です。

前回の「ウブな奴らでスペシャリスト」では一人二役。
今回は、少し若めとイケメンを意識しながら演じさせて頂きました。ちょこっとの出演でしたが、作品に彩を添えられたのではないかと思います。
次回はたくさん喋って戦闘シーンもあるかも・・・!

ますます壮大な物語となるディメンションシリーズ!
今後も乞うご期待下さい!

川嵜かおる

メドゥーサ・オブ・ストリングスを演じました、川嵜かおるです。

以前、ディメンション神奈月でリトルメドゥーサを演じた時に、どんな母親だったんだろう、と考えていたこともあり、母親であるメドゥーサを演じることができてとっても嬉しいです。
一見、強い女性ではありますが、己の信じるものにまっすぐ純粋なところがメドゥーサの可愛いところだと思っていて、強さの中にも純粋さや可愛さを感じていただければ幸いです。
ブレイブ・オブ・シンクウとのバトルは小川さんの胸を借りて思いっきりやりました!
更にこれから効果音や音楽が追加されて、壮大な物語が広がっていくと思うと、完成が待ち遠しいです。

ぜひぜひお楽しみください!

上田卓実

どうも!闘争大好きおじいちゃんです!(笑)
今回はクトゥルが戦うシーンは
ありませんでしたが、
そこはやはりラスボス!
相変わらず圧が強いキャラなので
会話シーンだけでも超目立ちます(笑)
皆クトゥル様のファンになってくれますように…(お祈り)